イライラ

「いったい、あなたはいつになったら、勉強するの?(怒)」「今やろうと思っていたのに、そう言われてやる気がなくなった!(怒)」

こんな、問答はどこでも見る光景な気がしています。
自分が子供の時に、母親とこんなことやり取りした記憶が
ありますし、自分の息子もこにと似た問答を母親としています。

で、ふと思ったのですが、この問答はいつの時代も
延々と繰り広げられているわけで、
ただ、この「いつになったら勉強するの?」の効能は
どのくらいあるのだろうと思ったわけです。

やる気がなくなったことは確か

自分も子供を持つ親の身としては、
「いったいいつになったら勉強するの?」という気持ちは
痛いほどよくわかります。

そして、一方で「いまやろうと思っていたのに、そう言われて
やる気がなくなった!」という子供側の気持ちもよくわかります。

何せ、かつてそれを言っていた側ですから。

で、その子供側の立場からすると、
本当に今やろうと思っていたかどうかは定かではありませんが
やる気が削がれたことだけは確かです。

そして、このコミュニケーション
「いつ勉強するの?」「今やろうと思った」を続けている限り
本当に勉強に向かうことは稀だろうということも感じています。

いや、勉強に向かう子もいると思います。
でもそれは、親が言ったからではなくて
本当にやろうと思っていて、親が言ったのを良いきっかけにしただけで
あって、すべての子供に通用するわけではないと感じています。

やる気がなくなったことは確か

すべての子供がそうかはわかりませんが、かつて自分が子供だった時は
「勉強しなきゃな、しなけりゃいけないな、このテレビが終わったらやろう」
とか、「もう少ししてからやろう」とか心のなかではやらなければいけないこと
はわかっていて、やりたくないものと向きあおうとする自分と闘っていました。

この時点では、勉強することを先延ばしにしているものの
勉強するしないの選択権は子供にあるのですが、
親に「いつ勉強するの?」と言われた瞬間に、
自分の迷いをふっ飛ばして、強制させられた感があるわけです。

こうなると、勉強するしないの問題から
自分の選択権が奪われた感が勝って、
「いま、やろうと思っていたのに、言われてやる気がなくなった」
に繋がるわけです。

ま、勉強をしないための、体のいい言い訳の部分もゼロではない
いやむしろたっぷりあると思いますが、
ここで、「人のせいにする子供」とレッテルを貼ると良い方向には
進みません。

勉強がする気がないとレッテルを貼っていないか

先ほど選択権と書きましたが
どちらかというと、レッテルを貼られた方が子供としては
痛いのかもしれません。

「いつ勉強するの」=「勉強する気まったくないだろう」

言う親として、このような心理はありませんか?
実は無意識のうちに、この心理が言葉のトーンや
表情など非言語コミュニケーションに現れています。

そうなると、子どもとしてもそれを読み取って
「自分は信じてもらえていない」ということを強く感じるわけです。

では、どうすればいいのか?
答えは簡単です。
子供が勉強すると信じていたら、どうしますか?
そもそも、いつやるのか?とか言いませんよね。

だから、言わないのが一番。

そうすると、本当にやらないのではないのか?

いや、それはまだ疑っていますよね?

やらなくてもいいんです。
勉強をしなくて困るのは子供なのですから。
だから、結末を体験した上で、困ったときに
「勉強しなくてどんなことになった?」ということを
フィードバックして上げてください。
例えばテスト、例えば宿題の翌日。
困ったタイミングで、どういう結果になったかを感じてもらってください。

この際に、勝ち誇ったように「それみたことか!」というような
気持ちでフィードバックしないでください。

宿題をやらずに学校で怒られた、テストで悪い点数をとったことで
子供は凹んでいます。
次同じ体験をしないためには、どうしたらいいか?
子供が前を向けるようにフィードバックしてあげてください。

それでも、もし、どうしても今声をかけたいのであれば、
「子供は自分で勉強をする気持ちがあるはずだ」と信じた上で
声がけをしてあげてください。

信じた声がけ。
勉強をやる気はある。でも時間を忘れているのかもしれない。
勉強はやらなければいけないことはわかっている。でもわからないから
嫌なのかもしれない。「わからないところがあったら教えてあげる」とか。

子供が前をむけるための声がけをしてあげてください。

前提の気持ちだけ整っていれば、どんな言葉でも子供に通じるはずです。


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