ガッテン

人間、分かったつもりになっていることが、結構多くて
後で振り返って、恥ずかしい思いをすることもあったり・・・

今から20年近く前、某予備校に通っていた頃
数学の先生が、「微分・積分」のことを
「微かに分かる、分かった積り」
と言っていておかしかったのを思い出します。
このネタでピンと来た方、連絡ください!(笑)

先日の仮説検証の記事で、本当は仮説の意味について書きたかったのですが、
気がついたら、とんでもない方向に行っていたので
改めて、そのことを書いておきます。

結局書きたかったのは、”分かる”ってどういうこと
というネタだったわけです。

で、この”分かる”ですが、冒頭でも書いた通り
人間分かったつもりになることが、結構多いわけで
どこまで言ったら分かったか、なんてなかなか難しいわけです。
ま、分かったのレベルもそれぞれあるわけですが
少し、”分かる”ということについて考えてみたいと思います。

”分かる”とは読んで字のごとく”分かつ”

”分かる”とは、その名の通り、分解すること、分けることだなと
つくづく感じます。

あることが、あることであると”分かる”と、
そうでないものが分かります。
逆に、違うものと分別ができないとこれは、分かったの
レベルが浅いことになります。

例えば、「動物」って何?というのが分かる場合

パンダ、ウサギ、ヒマワリ、車、家、人間

なんてものがあった場合に、

パンダ、ウサギ、人間

が「動物」であると、区別できるわけです。

みなさんの感覚でもこれは、すごく簡単なことのような気がすると
思いますが、子供に説明しようとすると結構難しいわけです。

「動くもの」だとすると、

パンダ、ウサギ、車、人間

とかになります。
で、ヒマワリがおひさまに向かって花の向きを変えることを
知っている子なら

パンダ、ウサギ、ヒマワリ、車、人間

にならないの?とか突っ込まれるわけです。
そこで、車を排除するために、また新たな分けるを行います。

「生きているもの」「うごくもの」

パンダ、ウサギ、ヒマワリ、人間

ヒマワリは植物なので、どけようとすると
「生きているもの」「うごくもの」「受精によって増えるor養分を外から摂取するor細胞壁がない」

なんてことになってくるわけです。
だから、より分かるの度合いをあげようとすると
分けるための基準がどんどん増えていくわけですね。

分かると仮説の関係

ようやく、ここにたどり着きました(笑)
で、この分かるためにはどんどん、基準が増えていくわけですが
その時に最初に、「動くもの」としました。
これが仮説になります。

で、その仮説に従って分類していくと(実験、検証)、
車とかが混じってくるので、さらに「うごくもの」「生きているもの」
と仮説が修正されるわけです。

で、この仮説を立てないと、いつまでたっても
分類できないですから、分かるに辿りつけないわけです。

そういう意味では、「仮説・検証」は分かるためには
必要な道具なわけです。

IS/IS NOT分析に見る分かる

話が飛ぶのですが、IS/IS NOT分析と言うのをご存知でしょうか?
問題分析の際に、問題のあったもの、なかったものを分類していくのに
使います。
これなんかも分類の方法で、問題を”分かる”ために”分ける”ことをしているわけです。

で、言いたかったのはこのことではなくて
このIS/ISNOT分析を面白い使い方をしている人を
何度か目にしたことがあります。

どんな時につかっているかというと、プレゼンなどで意思を伝える時の
方法で使っていたのです。
どういうことかというと以下の様な例です。

(例)
IS:常に顧客の立場にたつ

ISNOT:なんでも低価格。価値やコストに見合わない価格設定、低品質

「常に顧客の立場にたつ」というと、人によっては、顧客の立場にたてば
安いほうがいいに決まっている!となって品質重視派と価格重視派で捉え方が変わったりします。
でも、ISNOTで「なんでも低価格ではないよ」「いいものに見合った価格設定をするよ」と
いうことで、品質を下げてでも、価格を下げるとか、
高付加価値商品なのに必要以上に値段をさげるとかをするわけではないよ
と釘を指しています。

実はこれは、「顧客の立場にたつ」ということに対して
その中身を分けているわけですね。
こうすることで、言葉の受け取り手に、正確にその意図を伝えていました。

”分かってもらう”ためには、受け手の分類だけでなく
出し手が、前もって分類しておくという方法もあるのだなと
あらためて思った例でした。

なんだかのアニメのセリフではないですが
影が暗いほど光は輝きを放つではないですけれども
ISNOTがはっきりするほどに、ISが何なのかより鮮明にわかるわけですね。

何かがわからなくなった時は、分類してみてはいかがでしょうか?

<余談>
何かがわからない、分類で
自分の部屋が嫌になるほど汚いことを思い出しました。
自分の中で、要るものと、要らないものが分類できて、いないんだろうな・・・


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